なんだかこんなことを書きたくなりました…
今晩は!
本当はあまり思い出したくないような思い出
というか何というか…
私は全部で3回程、手術というものを体験しています。
どれも全身麻酔をする手術でしたが、その内の2回は癌の手術です。
初めての手術の時は不安だらけ
本当に大丈夫なのか、とか自分は耐えられるのか?とか
頭の中がぐるぐるしていました。
人間ってまさか
自分が手術するような病気になるなんて思ってもいないから、
言われた時もショックなんですけどそういう時って、
『命』というものに直面するんです。
ただ何気なく過ごしていた日々が
急にモノクロの日常に見えてきて、複雑な心境。
そして自分の事だけではなく周りのこと、家族の事も考えますよね!
いつも自分がしていたことをこの人達やれるのかな、とか。
手術当日時間がきて、専用の寝巻に着替え手術室に向かう、
室内に入るまで看護師さんが誘導してくれて言葉をかけてくれるんです。
”大丈夫ですか? 緊張していませんか?“
私は ”少し緊張しています″ と答えましたが、
頭の中はもう真っ白「無」でした。
何が起こるのだろう?
私どうなっちゃうんだろう?
大丈夫なんだろうか?
手術台に寝かされて手足に色んな装置がつけられていく、
そしてとうとう酸素マスクをつけられ
”○○さん、それでは麻酔を流していきますね。“
その寸前に私は心の中で祈りました。
どうか生きて帰れますように…
最初の手術は命に関わる病気ではなかったのですが、
手術って生もの、やはり祈りましたね。
そして二回目、三回目はやはり…ショックでした。
まさか自分が癌になるなんて誰も思いませんから。
しかも父親も50代前半で癌になりましたが、
私はもっと全然早い年齢でなってしまい、
私って、気付かぬ内に自分を粗末に扱ってきたんだな
ってそんなショックもありました
幸い早くにわかったので大事に至らず
今こうして元気でいることができていますが
生きている以上、人間の体は永遠ではないから
これからだって気を付けなければなりません。
でも病気をして気付かされることも沢山ありました。
元気でいられることって当り前じゃあないんだな、
健康でいられることの有難さ、
いつも元気でいるとわからなかったことが見えてきて
感謝の気持ちが芽生えてきます
そして自分の事もです。
ずっと無理して生きてきた。
気付いていたのに見て見ぬふりしていた感情、
あ〜だめだったなって思いました。
体だけじゃなく心も大切にしてあげないとって。
両方バランスよくいる事で健康が保たれるっていうこと。
その時は大変でしたけれど、
これもまた学び、
そして体験を通して私の魂は強くなりました。
またひとつ乗り越えることができたから。
毎日生きているといろんなことが起きますが、
今こうして元気でいられること。
時々ネガティブがやってきても
それさえも生きていればこそなんだと受け止めて
日々に感謝だなって想える。
そんな過去へのフィードバックなのでした。